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ちょっとしたハプニングとささやかな歓び

ちょっとしたハプニングとささやかな歓び

記事を読むのに必要な時間:約5分
ハリウッド俳優クリストフ・ヴァルツがクリスマス嫌いなことはよく知られています。クリスマスをテーマにしたBMWの新しい動画では、そんな彼が私たちにクリスマス気分を届けて笑顔にしてくれます。彼とのインタビューでは、ヴァルツに歓びをもたらすものは何か、そして彼がクリスマスよりもBMWと親密な関係にあることについて話を伺いました。

2022/12/20

BMWが贈るクリストフ・ヴァルツ主演のクリスマス動画

人生の多くの事柄と同じく、クリストフ・ヴァルツとクリスマスの関係を短い言葉で説明することは不可能です。このオスカー俳優を主演に迎えたBMWのクリスマス動画では、コミカルな演出でそのアンビバレントな感情を表現しました。

クリストフ・ヴァルツはこの動画で自身を演じ、毎年恒例のBMWのクリスマス・パーティへの出席を断固として拒絶する「現代のグリンチ」として登場します。彼はCEOのオリバー・ツィプセに再び会うために、4シリンダービルと呼ばれるミュンヘンのBMW本社を訪れますが、サンタ帽を被ったBMWの従業員から逃げているうちに、うっかりパーティ会場に入り込んでしまいます。

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』、『イングロリアス・バスターズ』、『007 スペクター』などで知られるオスカー俳優クリストフ・ヴァルツがBMWのクリスマス・パーティに出席。

ドイツ語圏で最も有名な俳優の一人が、BMWのクリスマス動画でパーティ気分に浸る。

ヴァルツは人混みをかき分け、ビュッフェの食事をつまみ、周囲の人々と会話を交わします。彼はオリバー・ツィプセと共に2020年のBMW iXのワールド・デザイン・プレミア(➜ さらに読む:「Christoph Waltz discovers the BMW iX - (※リンク先は英語サイトです。)クリストフ・ヴァルツ、BMW iXを体験)に登場したことから、BMWでも顔を知られているのです。そのままクリスマス気分に浸っていると思いきや、彼がチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』の登場人物エベネーザ・スクルージの有名なセリフ「Bah, humbug(ふん、くだらない)」を呟くのが聞こえてくるではありませんか。ヴァルツにとって、クリスマスに対する自分の気持ちを明確に表現するのに、これほどぴったりな言葉は他にありませんでした。それでも動画は、ヴァルツが4シリンダービルを出ると目の前にBMW iXが目の前に止まり、彼が微笑みを浮かべるシーンで終わります。果たして、最終的にクリスマス気分は彼にも伝わったのでしょうか?

「クリスマス気分自体はそう悪くないものです」とヴァルツははっきりと言っています。「おまけにBMW iXのように快適で美しいクルマに乗れるなら、不満なんてあるはずがありません」。しかし、彼に本物のクリストフ・ヴァルツならクリスマスについてどう思うか尋ねたとしたら、この動画が極めて現実に近いことが明らかになるでしょう。まず何よりも実際のヴァルツはグリンチよりはるかに好人物です。またクリスマス・シーズンを冷静かつエレガントに切り抜ける術をよく心得ています。

歓び

は一年を通して
スーパーカー・ブロンディ クリストフ・ヴァルツ BMW

クリストフ・ヴァルツが、ミュンヘンの4シリンダービルでスーパーカー・ブロンディと遭遇。

オーストリア・アルプスのふもとで育ったヴァルツにとって、幻想的な雪景色やキャンドルが揺れるクリスマスは子どもの頃の楽しい思い出です。それでは今は?「クリスマスという祝祭本来の価値はもうあまり残っていません。ですから、私は現在の馬鹿げた浪費や調和の強要といったことは遠慮したいところなのです」。ストレスに満ちたクリスマスを無難にやり過ごすための彼のやり方はシンプルで、「頭のスイッチをオフにして、あらゆる期待を捨て去り、ひたすら平穏と静寂を愉しむこと」です。

そんなヴァルツも、クリスマスに関して良いと思っていることがひとつだけあると言います。歓びを与え、広げたいという思いです。とは言え、歓びを広げることなら日々のさまざまな瞬間にも可能なことであり、一年を通して実行に移すことができるでしょう。歓び、それはBMWにとっても馴染み深い言葉です。

クリストフ・ヴァルツ BMW iX サンタクロース クリスマス 4シリンダービル ミュンヘン

動画は、ヴァルツが4シリンダービルを出るとBMW iXが目の前に止まり、彼が微笑みを浮かべるシーンで終わります。

ヴァルツは自分に歓びをもたらすものについて明かしてくれました。「エレガントで流れるような動きを眺めること。フレッド・アステアのダンス、ドレッサージュ・ホース(馬場馬術の馬)のリズム感あふれる動き、あるいはリラックスして公園をジョギングする人の姿などです。私は流れるように自由に動く物や人に自由さを感じ、それが私に歓びをもたらします。動画の最後、目の前にBMW iXが止まったときにクリストフ・ヴァルツが笑顔になるのも、それが理由だと思います」。

ヴァルツとBMWには遥か昔から共通するさまざまな思い出があり、結局のところクリスマスとは思い出を分かち合うことに他なりません。彼は幼少期をミュンヘンで過ごしていますが、当時は自動車が少年の生活にとって非常に重要な役割を持っていました。自動車は、幼いヴァルツにとって唯一の移動手段でもありました。心躍る大人の世界へ連れて行ってくれるという点で、それは単なる物理的な移動ではなく、精神的な意味合いを持っていました。そのため、ミュンヘンで過ごした子どもの頃の自分をBMWというブランドと重ね合わせたのは当然のことでした。

「当時私がBMWに抱いていた親近感やつながりは今も変わりませんが、それはおそらく、私たち人間は子どもの頃の記憶や体験を忘れ去るのではなく記憶に留めておくものだからでしょう。BMWは、ずっと昔から現在までいつも私のそばにあったブランドです」と、ヴァルツは熱く語ります。

こうした意味では、たとえ彼がクリスマスに懐疑的であっても、雪に覆われたアルプスの麓の美しい思い出が永遠にヴァルツと共にあることを祈ります。メリー・クリスマス、クリストフ!

記事:Jelena Pecic; 写真:David Daub; 動画:BMW

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