ジョシュア・ヴィーダス(※リンク先は英語サイトです。)は抑えた色調を好むことで知られています。フリーハンドでのスケッチからロサンゼルスのスタジオにあるインスタレーションに至るまで、彼の作品はそのほとんどがモノクロで、それにより表情豊かでコンテンポラリーな印象を与えています。最近、彼は使用する色彩の幅を広げており、BMWとコラボした今回の新コレクションでも、ダーク・ブルーを使用してワークウェアにオマージュを捧げています。
BMWと再びコラボレーションした彼は、限定版ライフスタイル・カプセル・コレクションの中で、控えめなクールさを表現しています。中心テーマは「Goods with Freude - 歓びをもたらすアイテム」(※リンク先は英語サイトです。)です。各アイテムのデザインは、ピンストライプやアメリカ西海岸特有のグラフィック、ストリート・アートを特徴とするロサンゼルスのローライダー・カルチャーからインスピレーションを得ています。そして、そのアイデアは、たとえば手描きのピンストライプをあしらったベストや、西海岸のライフスタイルをそのままグラフィックとして取り入れた長袖シャツから見て取ることができます。
ヴィーダスにとって、このカプセル・コレクションは、さまざまなディテールについて書かれた伝記のようなものです。「南カリフォルニアの自動車カルチャーに囲まれて育った、自分の生い立ちに焦点を当てたかったのです」と彼は語ります。そこには、ラテン・アメリカのルーツを持ち、ロサンゼルスの大都会で育った後、アーティストとしてアメリカン・ドリームを実現した一人の人物についてのストーリーが描かれています(➜ さらに読む:OBSESSED X BMW:イショッド・ウェア)。
ヴィーダスは、1987年製の2ドアのBMW 325i(E30)など、複数のBMW車を所有しています(➜ さらに読む:BMW 3シリーズ、7つの世代を巡る旅。)。彼は2019年に購入したこのクルマをレストアし、新しいリムを取り付け、そして今回のライフスタイル・コレクションに合わせてペイントを施しました。今年のComplexCon(カリフォルニアのロング・ビーチで開催されるライフスタイルとファッションの祭典)に、ヴィーダスは自身のコレクションとBMW 325iを引っ提げて参加しました。彼は、2021年のBMWとのコラボではBMW X4 M Competitionのスペシャル・エディションを手がけましたが、今回はBMW 325iがクルマでありミューズであると同時に、展示作品の役割も果たしました(➜ さらに読む:鍵を握るのは機敏さとハードワーク)。車のペイントには、ライフスタイル・コレクションのデザインやカラーが反映されており、また、ウェアのそれぞれのデザイン要素も車のエンジン・フードにぴったりマッチするものになっています。
BMWカプセル・コレクションは全世界でお買い求めいただけます。(※リンク先は英語サイトです。)
「南カリフォルニアの自動車カルチャーに囲まれて育った、自分の生い立ちに焦点を当てたかったのです」
アート:ハ・ミー・レ・ティ、写真:Theleagueofus、ティモ・ライヒハルト