カンヌ国際映画祭は、映画の世界の枠組みをはるかに超えた美を代表する存在であり、その水準は、他の映画祭を凌駕しています。そして毎年、著名人と意欲溢れるニューカマーとの交流が行われてきました。世界中の注目が集まるなか、映画制作関係者が一堂に会し、最高の映画作品を称え合い、アイデアを交換し、さらに大きなクリエイティブな活動が新しく生まれています。
カンヌ国際映画祭は、レッド・カーペットが敷かれた階段「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」に象徴される、由緒ある伝統と、上映される一つひとつの映画がもたらす、現代的な価値とが融合する場です。カンヌ国際映画祭パートナーシップ担当のサミュエル・フォーレ氏は、「タキシードやイブニング・ドレスを身に纏った2,300名の観客が集う大ホールでは、非常にスタイリッシュな作品が上映されます。伝統と現代性との融合が、まさしくカンヌの不思議な魅力です」と話します。
カンヌ国際映画祭は、芸術美をどこまでも追求するとともに、最も格式ある映画祭として積み上げた地位を守りながら、常に改革に取り組んでいます。世界各国から集まる多様な作品や、若い世代向けに、批判的な視点を持って議論する場を設けるプロジェクトのほかに、あらゆる分野でよりよいサステイナビリティを実現するために、継続的な取り組みを行っています。
この取り組みには、選び抜かれたパートナーシップやコラボレーションなどが活用されています。例えば、世界中の映画愛好家がソーシャル・メディアを通じてイベントに参加できたり、BMW Groupとの新たな提携により、サステイナブルな電気自動車が提供されたりしています。この提携により、映画祭のゲストが海沿いの都市、カンヌを移動する際に、優美さと高級感を犠牲にすることなく、排出ガスを削減できます(➜参考:BMW iXでサステイナブルなドライブ)※リンク先は英語サイトです)。このように、BMW Groupではイノベーション、電動化、サステイナビリティなどをフィーチャーしながら、同映画祭の環境への取り組みを支援しています。
BMW Groupは初めて、カンヌ国際映画祭の公式パートナーとなり、163台の電気自動車を提供しました。BMW iX、BMW i4、BMW iX3のほか、完全電動の新モデルであるBMW i7が、カンヌの地でワールド・プレミア以来初のお目見えとなります。BMW i7は、BMWのこれまでのどんなモデルとも異なり、乗車される方のニーズと快適さ、そしてバリュー・チェーン全体における高度なデジタル化やサステイナビリティなど、まったく新しいラグジュアリーカーの価値観を表現しています(➜参考:サーキュラー・エコノミーの重視:2040年に向けたサステイナビリティ)。
BMW i7の特別な機能として、ヘッドライナーから拡張するBMWシアター・スクリーンがあります。31.3インチのパノラマ・ディスプレイで、2列目の座席が映画館に一変します。これにより、カンヌの映画人は、映画祭の開催地をあちこちドライブしながら、パーソナルな映画館でのひと時を味わうことができます。これこそ、未来の車内エンターテインメントです。
BMW AGのカスタマー&ブランド担当、シニア・バイス・プレジデントのイェンツ・ティーマーは、新しいパートナーシップについて、次のように話します。「カンヌ国際映画祭と大型シアター・スクリーン付きのBMW i7は、互いを完全に補完し合います。特に、私たちは映画ビジネスにも長年携わっているので」。彼は、今回のパートナーシップを大きな文脈の中で捉えています。「電気自動車により、映画祭によりよいサステイナビリティをもたらすことは、私たちが真剣に取り組むべき課題です。BMW Groupの戦略は、未来へポジティブな影響を与える革新的なアイデアを生活に取り入れることに、特にフォーカスしています。私たちは、この未来を見据える考え方をFORWARDISM(フォワーディズム)と呼んでいます」。
フォワーディズムのコンセプトを体現するBMW i7は、前進こそが最も重要であると考える人々、そして、未来を意識的に築くことを望む人々の意欲を反映しています。まだ見ぬ未来を見据える歓びを意味するフォワーディズムは、カンヌ国際映画祭の刺激的な世界にもぴったりフィットします。
映画祭の主催者側も、同じ考えを持っています。フォーレ氏は、BMWとのパートナーシップについて、次のように述べています。「BMWとのパートナーシップは、カンヌ国際映画祭が環境課題に対する責任をまっとうするために進化していることを表しています。BMWは、多くの映画において大きな存在感を放つ、象徴的なブランドです。エレガンス、パフォーマンス、ラグジュアリーのシンボルであると同時に、電動化のパイオニアでもあります。私たちは近年、映画祭の期間に、電気自動車への強い需要を感じていました。そしてついに、この要求を満たすことができるパートナー、BMWを見つけたのです」。
BMWのモデルがレッド・カーペットで堂々とふるまうことになるのは、疑いようもありません。ここ何年かの間にも、BMWは30,000以上の映画とドキュメンタリーに出演しています。エージェントのスリラー、ブロックバスター作品(➜参考:ミュンヘンの2人のスターがハリウッド出演※リンク先は英語サイトです)に加え、スタント・カーとしてスリリングなパフォーマンスを発揮してきました(➜参考:映画のスタント:BMWが主役※リンク先は英語サイトです)。そして、BMWの次なる素晴らしいステージが整ったのです。
BMW i7は、プロムナードで映画のような輝きを放ちます。今回は有名フォトグラファーのグレッグ・ウィリアムズが、撮影を担当しました。イギリス人のウィリアムズは、エンターテインメント業界で最も著名なフォトグラファーの1人です。特筆すべきは、彼がこれまで20年以上にわたり、ジェームズ・ボンドの公式カメラマンを務めたことです。ウィリアムズという名前と彼のスナップ写真は、オーセンティックな美しさの代名詞となっており、カンヌ国際映画祭にぴったりです。BMW向けの最新作では、ウィリアムズは、コート・ダジュールのアーティスティックな風景をバックに、キャロライン・ダウアやシモーヌ・アシュリーといった著名人を、BMW i7とともに撮影しました。
THIS IS FORWARDISM
この記事は、「THIS IS FORWARDISM」を体現するシリーズの一部です。これは、次の時代を切り拓くことを望むすべての人のため物語です。未来のことを考え、精力的に多くのものをつかみ取ろうとし、自分自身を豊かにするだけでなく、周りの人たちをも豊かにする。そして、いつも進歩的な姿勢で生きている人々の物語です。 FORWARDISM(フォワーディズム)とは、まだ見ぬ未来に目を向け、それを感じる歓びです。生活における最高の経験を得るため、常に固定観念に疑問を投げかけ、挑戦し続けることを意味します。なぜなら、今日の慣習を変える人だけが、未来において、より大きく持続的な歓びを存分に味わえるのだから。
写真: BMW、Christophe Bouillon/FDC, Getty Images/AFP, Eliott Chalier/FDC, Guillaume Thierry/FDC; コラージュ: Carolin Wabra