ミュンヘン近郊ガルヒンクで行われたBMW Mワークショップで、フューチュラ2000自身がハンドペイントを施した3台のうちの最初の1台が、「フリーズ・ロサンゼルス・アートフェア」にて初披露。BMW M社のCEO、マーカス・フラッシュとFUTURA 2000が登壇し、強烈なオーラをまとったM2 Competitionのデビューを発表しました。
BMW M2 BY FUTURA 2000. 特別なアートワークをまとった、強烈な個性。
並外れた色彩感覚や幾何学的な構図を生かした抽象的な作風で知られるFUTURA 2000は、BMW M2 Competitionをひとつの偉大なるアートピースへと昇華させました。世界的に評価されるニューヨーク出身のアーティストは、このハイパフォーマンス・マシンの反逆的な本質を表現するためにインテリアとエクステリアに大胆なリデザインを施したのです。
私たちのショー・カーに世界的に有名なアーティストであるFUTURA 2000のデザインを採用できたことを、心から誇りに思っています。BMW M2 BY FUTURA 2000は我々の期待をはるかに上回る完成度に仕上がっており、今回のコラボレーションはBMWブランドの独創性にさらなる進化をもたらすものと確信しています。
THE DESIGN.
桁外れのパフォーマンスに、型破りなスタイルを。
BMW M2 BY FUTURA 2000のエクステリアとインテリアには、 FUTURA 2000によるデザインとハンドペイントが採用されています。グラフィティアートのレジェンドと呼ばれる彼は、デザイン・コンセプトの構築から完成に至るまでの数ヶ月間をこのプロジェクトのために費やしました。Mモデルに完全なる独創性をまとわせるため、BMW M社の設備と専用ツールを用いて幾重にも塗装を繰り返し、その上にハンドペイントによる最終的な仕上げを自らの手で施したのです。完成した車両には、ブラックをベースにスパークや稲妻を思わせるグラフィック、そして彼のシグネチャーのひとつである丸鋸刃のモチーフが随所にあしらわれました。妥協のないプロセスとFUTURA 2000の美学による渾身のアートワークが、M2 Competitionにひときわ強烈なオーラをまとわせたのです。
THE INTERIOR.
インテリアでは、インスツルメント・パネルとセンター・コンソールに施されたFUTURA 2000のハンドペイントが独特な世界観を生み出しています。このアートワークを引き立てるのが、ブラックとアイボリー・ホワイトのバイ・カラーにポーラー・ブルーのコントラスト・ステッチをあしらったダコタ・レザーのMスポーツ・シート。さらに、グレーのアルカンタラを採用したMスポーツ・ステアリング・ホイールの12時のマーキングやドア・シル・プレートに施されたサイン入りのロゴが、乗り込んだ瞬間にドライバーの鼓動を加速させます。
私はこの作品のダイナミックで挑発的なデザインに深く感銘を受けています。独創的で前衛的、そして何よりも反骨的な彼のアプローチは、BMW M2 Competitionの本質をより強烈に印象づけるものです。
THE ARTIST.
FUTURA 2000 (本名:レオナルド・ヒルトン・マクガー)は1980年代、ギャラリーに閉じ込められたアートを公に解放したグラフィティの先駆者としてその名を知られています。それまでのレター(文字)をベースとしたストリートアートのルールを覆し、抽象的なスタイルを取り入れた彼のアプローチは、瞬く間に世界の注目を集めます。ジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリング、ドンディ・ホワイトなどとともに大きなアート・ムーブメントの立役者となったFUTURA 2000は、その後もコマーシャルアートや有名ブランドとの多くのコラボレーションを発表するなど、グラフィティアーティストの枠に収まらない幅広い活躍を見せています。
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