RFTはサイドウォールに補強ゴムが使用されており、突然のバースト時にも挙動が乱れることなく、時速約80km/hで約80kmの走行を可能とします。万が一の際にも、路上での危険なタイヤ交換作業を行うことなく、近くの修理工場まで自走できるように、という設計がされているのです。
また、スペアタイヤが不要となることによって、軽量化、省資源化、低燃費化などの環境性能の向上に加え、居住性や荷室空間を改善することにもつながります。
これだけの性能を実現するためにRFTは、どうしても高価格になってしまうため、BMWをはじめ一部のメーカーしか採用していないのが実情です。しかし、BMWは安全にまさるものはないと考えます。一度でもパンクを経験したことがある人ならおわかりいただけると思います。パンクをしても走行不能にならない、たいせつな誰かを守ることができる、その価値はプライスレスなのです。