子供達や友達とビーチへ出かけたり、祖父母と一緒に休日を過ごしたり。大家族なら7人乗りのファミリー・カーが最適なのは言うまでもありませんが、リヤ・シートを個別に折り畳むことで人数や荷物に合わせて空間をアレンジできれば、さらに理想的です。あとは車内温度を個別に設定できる機能があれば、家族みんなが快適に過ごせるようパパやママが調整してくれます。
ラゲージ・ルーム:楽しさを載せる場所
ラゲージ・スペースの広いファミリー・カーをお探しの場合でも、容量だけで判断すべきではありません。 フロアがフラットかどうかも重要です。完全にフラットな方が、様々な大きさや形の荷物にも幅広く対応します。さらにベビーカーやキッズ・バイクは、低めに設計されたラゲージ・ルームの方が、高く持ち上げなくて済むため積載しやすくなります。
ファミリー・カーは、単なる自動車ではありません。子供と一緒なら、食事をする場所になることもしばしばです。 そのため、シート後部に折りたたみ式のテーブルがあると便利です。カップ・ホルダー付で、食べこぼしが落ちないようテーブルの縁が少し盛り上がっているテーブルならなお良いでしょう。手が届きやすい収納ネットは、ウェット・ティッシュやランチボックスを入れておくのに最適です。そしてもちろん車内のインテリアは、子どもたちが汚してもすぐに拭き取ったり掃除のしやすい素材がベストです。
家族みんなが楽しく過ごすために、是非とも充実させておきたいのが車内でのエンターテイメント。特に活躍するのが、ヘッドレスト後方に設置可能なスクリーンです。また、子供のお気に入りの曲を100回繰り返しで聞かされないために、子供用のヘッドフォンはいかがでしょうか。タブレットで遊ぶのが好きな子供なら、車両の後部に電源ソケットがあればバッテリー切れの心配もいりません。
リスクを回避し、安全を最優先
家族が一緒に乗車している時は、いつでも安全性が最優先事項です。つまり最高のファミリー・カーには、フロント・エアバッグやサイド・エアバッグだけでなく、ABSやESPなどのセーフティ・システムも搭載されていなくてはなりません。
チャイルド・シートを固定する国際標準規格「ISOFIX」に対応したシステムも必要です。評価試験でもISOFIX方式で固定されたチャイルド・シートは、従来型よりも安全性が高いことが実証されています。また車両のパッシブ・セーフティでは、ユーロNCAPの衝突試験で少なくとも4つ星以上の高い評価を得ていることや、新しいモデルなら衝突被害軽減ブレーキや渋滞時アシスト機能などが付いているかも調べてみましょう。さらにリヤ・ビュー・カメラを使えば、車を後退させる前に後方で子供が遊んでいないかなども確認できます。