世界各国のプレスから熱視線を浴びるBMWブース。その中央に展示されているニューBMW X2に歩み寄った小澤氏がまず注目したのは、そのスタイリッシュなフォルム。先代よりもさらに流麗なクーペ・スタイルとなったリヤのスポーティなシェイプに、ひときわ目を奪われていた。
そしてエクステリアのディテールをつぶさに味わいながら周囲をひと回りすると、ドアを開き運転席へと乗り込む。
シートに座りドライバーの目線になると、BMWカーブド・ディスプレイの視認性の良さやステアリング・ポジションの絶妙さなど、ドライバー・オリエンテッドなBMWの設計に改めて納得の表情。
続いては、気になるリヤ・シートへ。先ほど外から見た感じでは絞り込まれたように見えた空間も、実際に座ってみると、身長182cmの小澤氏でも快適な、ゆとりのある設計となっていることに感嘆の声をあげる。
「久々の出展となったこの場で、ニューBMW iX2 / X2という日本市場にフィットするモデルのワールド・プレミア、そして我々の未来を象徴する“BMW VISION NEUE KLASSE”のアジア・プレミアという2つの発表を行えたことは、非常に大きな意義があると思います」と井上は語る。
BMWとしてお客様に最もアピールしたい点は、と小澤氏が水を向けると、『サステイナブル・ラグジュアリー』というキーワードをもって井上が言葉を続ける。
「サステイナブルであることとラグジュアリーであることの融合、ということを大きなテーマとしています。今回展示した11台のうち10台が、電気自動車やPHEV、水素燃料電池自動車です」
確かに、と展示車両を改めて見渡す小澤氏。その視線が戻るのを待って、井上が続ける。
「未来のモビリティをBMWはどのように目指し、どう表現してゆくのかということを、この場を通してお客様に伝えられたらと思っています」
続いて、ニューBMW iX2 / X2の魅力について小澤氏が尋ねると、プロダクト・マネジャーのプリュボが答える。
「共通のプラットフォームを持つニューBMW iX1 / X1に比べ、ニューBMW iX2 / X2はオーナー様の個性をクルマを通してより発信する、というところに重きを置いています。電気自動車かつ4輪駆動のニューBMW iX2や、エンジン・モデルのM35i xDriveは300馬力以上のパワーを発揮。電気でもエンジンでも、それぞれで駆けぬける歓びを感じていただけます」と話す。
小澤氏が驚いていたラゲージの広さについて問うと、「実はバックレストを倒していない状態では、ニューBMW iX1 / X1よりも広いんです」と笑顔で受ける。
「室内空間については広さももちろんですが、アコースティック・ガラスという高遮音性ガラスを採用して快適性を高めています。電気自動車の場合はより静かに、M35i xDriveのようなパフォーマンス・モデルの場合はエンジン・サウンドをもっとダイレクトに愉しんでいただけます」との説明に、小澤氏も「そこまで!」と、BMWのこだわりに驚いていた。
小澤征悦
1974年6月6日 183cm カリフォルニア州出身
1998年にNHK大河ドラマ「徳川慶喜」でデビュー。翌年、崔洋一監督作品『豚の報い』で映画初主演を果たし個性派俳優として高く評価される。
近年の主なドラマ出演作品は、主演ドラマ『パパがも一度恋をした』(20/東海テレビ・CX)、『となりのチカラ』(22/EX)、『新・信長公記 ~クラスメイトは戦国武将~』(22/NTV)、『罠の戦争』(23/KTV・CX)、『Dr.チョコレート』(23/NTV)、『警部補ダイマジン』(23/EX)など。
2016年には、映画『JUKAI-樹海-』でハリウッドデビューを果たす。
近年の主な映画出演作品は『引越し大名!』(19)、『一度死んでみた』(20)、『水上のフライト』(20)、『KAPPEI カッペイ』(22)、 『KINGDOM 2 遙かなる大地へ』(22)『春に散る』(23)など。
J-WAVEにて毎週土曜午前11時~放送中の『BMW FREUDE FOR LIFE』では初の番組ナビゲーターを務める。