自然へのオマージュと、電気という新たな選択。
見たことのない景色の中を走っているだけで、心が潤う。僕にとってドライブとはそんな感覚です。これは、カメラや登山といった趣味にも紐づいてくるのですが、基本的に僕のインスピレーションの源は豊かな自然の中にあるので、必然的にそうした場所へと向かうことが多くなる。
だからこそ、自然と共生しながら自分自身のライフスタイルも満たしてくれるエレクトリック・カーとの出会いをずっと求めてきました。
色やデザインって、使う人の心理に大きく影響する要素ですよね。
見るたびに気持ちが高揚して、ずっと愛用したくなる。このニューBMW iX1にも、そんな魅力をいくつも感じます。
特に、前面がクローズになったキドニー・グリルやいっそうスリムになったヘッドライトなど、BMWの象徴的なデザインが電気自動車としての用途や時代に合わせて進化しているのを見ると、感慨深いものがあります。
見るほどに惹きつけられる、『Xの魔法』。
フロントがXをモチーフにしたデザインになっている点も興味深かったです。「なるほど、ここを起点としたラインがこの終点に続くのか」。ひとつ気づけば、不思議といろんなディテールに隠されたXが見え始めてくる・・・。
そしていつのまにか僕は、完全に『Xの魔法』にかかっていました(笑)。
リヤに回り込めば、水平のラインを貴重としたデザインで、フロントとはまったく別の表情。
しかし、立体的なテールライトに惹かれて近づいた瞬間、僕はまたあることに気づいてしまうんです。
ライトに施された籠目模様も、よく見れば小さなXの集合体になっている!思わぬ発見に心を躍らせながら、さすがだなあ、と感心した瞬間でした。
デザインの中に黄金比だったり、このモデルのようにXというメッセージを入れるのは、太古からの叡智として受け継がれてきたもの。それを最新のデザインと巧みに調和させているのが素晴らしいですね。
入口と出口をつなぐ、「循環するモノづくり」を求めて。
僕も自身のブランドでデザインに携わっていますが、今の時代、モノづくりには大きな責任が伴う。戦後のように新しいものをどんどん作ったり、ただ作りたいものを作るのではなく、作り手のもとを離れたプロダクトが使い手に長く愛され、やがて形を変えてまた還ってくる。『循環するモノづくり』がスタンダードになっていきます。
どんな素材や機能、あるいはデザインで、環境に配慮しながら使う人に多幸感をもたらすことができるかが問われるんです。だからこそ、そういうモノづくりを世界に先駆けて発信してきたBMWのようなブランドが、僕らのお手本になっています。
近未来のフィールと、BMWらしさの融合。
スタート/ストップ・ボタンを押すと、近未来を思わせる音が鳴り響く。それが映画音楽の巨匠ハンス・ジマーが作ったサウンドだと知り、さらにテンションが上がりました。見渡せば、思った以上に広さを感じるけれど、それは単にスペース的なことだけじゃない。スイッチ類が最小限になっていたりコンパクトにまとまっていたりと、視覚的な広さも含まれるんですね。
シフト・レバーさえなくて最初は戸惑いましたが、使い始めれば納得。指一本でクリックするだけでモードが簡単に変えられるんです。BMWカーブド・ディスプレイも美しいだけではなく、ドライバーに向けてレイアウトされている。こういう考え抜かれたデザインが、BMWなんですね。
走り出しの印象は、とにかくスムーズ。アクセルを繊細に踏み込むだけで、スーッと加速していきます。まったくストレスを感じずに走れるので、ロング・ドライブにも最適ですね。途中でスポーツ・モードを体験してみたのですが、切り替えた瞬間、フィールは一変。パワーもより強烈になるし、地に足が着いた感じというか、車との一体感が強まる印象です。
これは純粋に愉しい。道をしっかり4輪でグリップしながら走る感覚が、右足から伝わってくるんです。こういう走りの愉しさと電気自動車の快適さをモードによって切り替えられるというのがこの車の魅力なんですね。何より、使うエネルギーが変わったとしても、BMWらしさが変わらずにあることが嬉しい。
人生初のパーキング・アシスト*1*2に、思わず拍手。
最初はもう気が気じゃなかったです。左右に車が停まっている限られたスペースに、自動で駐車をするのを何もせず見ているなんて。
それでもやっぱり見てみたい。システムを起動させ、恐る恐る手を離し、足先も緩めると、ステアリングが勝手にクルクル回って後退し始める。「おお!」と驚嘆の声を上げるもつかの間、なんと隣の車両に接近したことを検知して、切り返しまでしてくれている。これは感動でした。そして最後は、スペースの真ん中にピッタリと停まる。思わず拍手をして、「よくやった!」とステアリングを撫でていました。
パーキング・アシスト*1*2:
カメラおよび超音波を利用したアクティブPDC/パーク・ディスタンス・コントロールおよびリバース・アシスト/後退時ステアリング・アシスト機能は、リヤおよびサイドにおいて衝突の可能性がある対象物を示すだけでなく、駐車時のステアリング、ブレーキ、ギヤ選択などの操作を必要に応じて担うことで縦列駐車、並列駐車、狭いスペースへの駐車を容易にします。
鹿児島の豊かな自然の中を、ニューBMW iX1で駆けぬけたい。
僕の中でいま一番ホットなのが、鹿児島。新たに取り組んでいる「Kruhi」というサステイナブルコスメは、パートナー工場が鹿児島にあります。全ての原料が自然由来100%で、販売が適わなかった規格外を農家さんから買い取らせていただき、アップサイクルして全て循環するプロダクトを作っています。
先日、工場へ伺ったりもっと鹿児島を知りたくて、大隅半島から薩摩半島まで2つの最南端へとひたすら走り続けました。あの長い直線や美しい海沿いの道を、ニューBMW iX1で走ったらどれだけ気持ちいいだろう。航続可能距離465km*3*4なら、何回充電すれば鹿児島まで行けるか、なんて考えていました。
自然や先人の叡智に触れ、美の世界に浸る。それが僕のJOY。
一瞬たりとも同じ瞬間のない圧倒的な自然の美しさに身を委ねたり、美術館や博物館、見知らぬ土地を訪れ、人の知恵や技が生み出す美しさに出会ったり。そんな美の世界に浸れることが、僕の歓び。
写真を撮ることもその延長線上にあって、その美しさを力強くなのか、幻想的になのか、あるいは目に映るそのままを残せるのか、自分のフィルターを通してどう切り取れるかを探るのが愉しい。しかも、切り取ったその一片によって、美しさや素晴らしさを他の誰かと共有することもできる。だから僕はカメラを片手に、これからも、どこまでも旅をし続けるのだと思います。
井浦新 ARATA IURA
映画「ワンダフルライフ」に初主演。以降、映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。 アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めている。
近年は、「MINI THEATER PARK」の活動や、映画館のない地域へ映画を届ける 『井浦新 自選映画上映会』などを主催。環境にも人にも優しい自然由来100%の サステイナブルコスメブランド〈Kruhi〉を22年9月に発表。
*1:ご使用の前には、取扱説明書にて各機能の原理や操作方法を必ずご確認ください。運転者にはいかなる場合でも安全運転を行う義務があります。本機能は、運転者が責任を持って安全運転を行うことを前提とした「運転支援技術」であり、運転者に代わって車が自律的に安全運転を行う、完全な自動運転ではありません。システムの認識性能には限界があるため、路面状況や気象条件等によってはシステムが作動しない場合や、不適正にまたは理由なく作動する可能性があります。そのため、安全確認や運転操作をシステムに委ねる運転は、重大な事故につながる危険があります。常にご自身の責任で交通状況に注意し安全運転を心がけてください。機能についての詳細はwww.bmw.co.jp、またはBMW正規ディーラーにてご確認ください。
*2:完全な自動運転はできません。ドライバーは進行方向および周囲へ絶えず注意を払うとともに、緊急時などシステムが要求した場合、直ちにブレーキおよびハンドルを確実に操作することが可能な状態を保つ必要があります。
*3:一充電走行距離(国土交通省審査値)は定められた試験条件での値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて数値は大きく異なります。
*4:WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
※車両充電時には、充電スタンドや充電ケーブルに近づかないでください。※充電により動作に影響を与えるおそれがありますので、植込み型心臓ペースメーカーおよび除細動機能なし植込み型両心室ペーシングパルスジェネレーターを装着されているお客様は、車両充電の操作はご自身ではなさらず他の方にお願いしてください。※プロダクトに関する詳細はwww.bmw.co.jp、またはBMW正規ディーラーにてご確認ください。